私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日から、女性性の秘密について解説していきたいと思います。
▼ 参考文献 ▼
▼ 参考文献 ▼
今後お話していく内容を、下記ステップでお話していきたいと思います。
それではお話していきたいと思います。
著者ナオミ・ウルフの実体験
まず、著者ナオミ・ウルフさんが女性の体とセクシャリティについて研究するキッカケになった出来事からお話します。
著者は30代に入ってから、セックスにおいて、クリトリスオーガズムだけでなく、膣オーガズムも体験することによって、精神的な経験に深みが加わったそうです。
彼女が46歳のとき、お付き合いしていた男性とのセックスは精神的にも肉体的にも深い充足感を与えてくれていました。
彼とのセックス後は、心にも体にも心地よい情感の波が押し寄せたといいます。
すべての色がきらめいて見えるようになり、自然の微細な美が言葉にならないほど一層鮮やかに見え、その後の数時間はあらゆるものが繋がって、一体になっているのをはっきりと感じたそうです。
気分が高揚しておしゃべりになったり、体中にエネルギーが満ちあふれたり。
しかし、ある日をさかいに、セックス後の心にいつもとまったく違うことが起きます。
セックス後の肉体の悦びが過ぎ去ったあとに感じていたいつもの感覚、この世のすべてに吹き込まれる活力の波、自分と自分のまわりのあらゆるものへの歓喜、生きとし生けるものを吹き抜ける創造のエネルギー。
これまで感じていたものが、もう湧き上がってこなくなったのです。
そして、次第に感情までも鈍くなり、彼女は自分自身を女性にしているものを失ったように感じ、この先この状態で生きていくと思うと耐え難くなりました。
女性の骨盤神経の驚くべき内容
そこで彼女は、骨盤神経を扱う病院を受診します。
体を詳しく診断すると、彼女は生まれつき軽度の二分脊椎症であり、20年前に一度足がふらついて、階段を背中から転げ落ちたことがあり、そのとき完全に成長していない、もろい椎骨を割ってしまったそうです。
その傷の周囲の脊椎が、時とともにガタガタになり、とうとう骨盤神経の一つを圧迫するまでに至ったようです。
その骨盤神経は、膣管に繋がっています。
彼女の二箇所脊椎がずれているところに、骨盤神経が挟まって圧迫され、脊椎から脳に伝えられる信号の一部が遮断されていたのです。
それがセックス後の感覚のなさに関係しているかもしれないと思い、彼女は医師に聞いてみると、まさにその通り。
さらに、医師が教えてくれたことは、彼女にとって驚きの内容でした。
つまり…
女性がオーガズムに達するかどうかは、基本的な神経の繋がり方による
ということがわかったのです。
オーガズムの違いは物理的なもの
女性は自分の性について、オーガズムに達するか達しないかで、あれこれ自分を評価します。
オーガズムに達しないのは、自分にいたらないところがあるせいなのかもしれない。
心が抑圧されているからなのかもしれない。
パートナーのテクニックが不足しているからなのかもしれない。
社会に求められている女性のあり方や、どのように自分が教育されてきたのか、罪の意識があるとかないとか。
自分の体について「素直」になれないからだと。
これらについて、婦人科医であり、女性の骨盤神経障害、なかでもつらい痛みをともなう慢性陰部痛を専門に扱う、デボラ・コーディ先生は彼女にこう言います。
女性のセックスの反応が一人ずつ違うのは、骨盤神経の枝分かれが人それぞれだからです。この違いは、物理的なものですよ。
彼女は動揺し、頭が回らないほどショックを受けました。
これまでの女性のセクシャリティに対する教えは一体何だったんだ!?と。
そして彼女は手術を行うことで、無事以前の至福の感覚を取り戻しました。
この経験から、彼女は女性の体とセクシャリティを深く理解するための旅をはじめたのです。
お話が長くなりそうなので、次回につづく…☆
次回もお楽しみに♪