私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は自己と他者の階層性における、興味深い反転構造と、そこで見えてくる新たな自己の課題についてお話したいと思います。
人間関係の変化
自己と他者の階層におけるフィルターのクリーンアップは、自己の思い込みによる他者への価値観を取り払っていくことです。
この作業によって、他者を純粋な心でとらえることができるようになります。
さらにこの階層性では、自己は特定の他者と親密な関係を築いていくようにもなります。
これまでのように、自分の内側を見ずに他者と接してきた人生にとって、人間関係というものはとても困難なものだったと思います。
しかし、内なる私と向き合うことで開いてくる新しい人生は、人間関係さえも大きく変えてくれます。
自分の人生に登場してくる人物が、不思議と変わってくるんですよね。
もちろん、これまで通りお付き合いしていく他者もいますよ。
それプラス、新しい人脈もできていくと感じます。
他者に心を開けますか?
他者存在のおかげで、自己にとってこれまで見えなかった自分の心の課題が浮き彫りになってきます。
他者に対するフィルターのクリーンアップ、そして他者のインナーチャイルドを通して見えてくる自己の未解決の問題。
これらをクリアし、ようやく自己と他者の階層性をクリアだ!と思いたいところなんですが…。
最後にもう一つ、自己と他者の階層において、ぜひともトライしていただきたい大切なミッションがあります。
それは…
他者に対して自分の心を開くこと。
もっと言うと、他者に自分の心を開き、そして…
ここでいう他者存在は、信頼がおける自分にとって特別な人のことです。
これまでは他者を見て、自己の持つ未解決の問題を意識に上げて、それを自分の中で解決していくというものでした。
しかし、せっかく自分にとって特別な他者に出会えたのなら、他者存在を自己の問題解決だけに捉えるのではなく、
信頼がおける他者とともに歩んでいく人生
というものを構築すべきだと私は考えています。
そのためには、自分自身が他者に対して「私は心からあなたのことを信頼しています」という意思表示が必要だと思うのです。
私の実例
私の実体験ですが、内なる私と向き合い、そしてそこから改めて向き合う他者との関係は、私にとってすごく勇気がいる階層でした。
他者を見て自己を見る、そして未解決の問題をクリアするというのは比較的容易にできるのですが、他者に対して心を開くという行為がものすごく怖かったんです。
私のことを受け止めてもらえないかもしれない。
こんなこと言ったら嫌われるかもしれない。
泣いたら面倒くさい人だと思われるかもしれないetc
親の前で素直な気持ちを言えずに育ってきたので、自分の本当の気持ちや感情を表に出すことがとても怖かったんです。
でも、これじゃダメだと思ったんです。
自分は信頼している他者に心を開きたがっているのに、またそれを幼少期のように抑圧しようとしている。
これでは私は何も変わっていないじゃないか。
相手に嫌われるのが怖い?そんなこと、言ってみないとわからないじゃない。
逆に、相手に嫌われることを覚悟した上で、思いっきり自分の心をさらけ出してみたら?
結果はどうであれ、自分が前に進みたいならやってみるしかないよね。
そんな自分会議を、ずっとくり返していました。
なぜそこまで自分が心を開きたいかというと、心を開いて繋がっていきたい大切な他者に出会えたからです。
どうでもいい人なら私も心を開きません。
でも、大切な人に出会って、自然と心で繋がりたいと思ったんです。
なので、私は勇気を出して自分が体験したこれまでのつらい人生、そして今思っている素直な気持ちを話しました。
そうしたら、相手はそれを丸ごと受け止めてくれたのです。
私は嬉しくて、嬉しくて…。
はじめて自分の思いを受け止めてくれた!
変な話ですが、自分の中で
あー、自分の気持ちって正直に話してもいいんだ!
と思いました。
そして、私が心を開いたことによって、相手も自然と心を開いてくれるようになりました。
自己他者間における意識の入れ替え
そこから信頼できる他者との関係性を構築する中で、面白いなと思ったことがあります。
それは、内なる私を自我意識が受け入れ、互いに絆を構築していったあのときのように、今度は自分が内なる私側に立って、他者が自我意識側に立っているという面白い構図が見えたんです。
つまり、私が相手に対して本音や素直な気持ちを話している状況は、内なる私が自我意識に対して心を開いてくれている状況にそっくり。
そして、その私の気持ちを相手が受け止めてくれている状況が、内なる私を受け止める自我意識の構図とそっくりなんです。
見事にフラクタル階層が一段上がってる!ということを実体験を通して感じました。
ときにはこの構造が反転して、他者が内なる私側に立ち、私が自我意識側に立つという場合のあるんです。
自分が悩んで悲しんでいるときは、相手がそれを優しく包み込んでくれる。
逆もしかり。
こういった関係性は、お互いがしっかり自分と向き合ってきた人同士で成り立つ構図かなと思います。
自分が心を開くことを忘れてしまう
内なる私と向き合うことで心の問題解決を図り、人生が生きやすくなると、今度は自然と他者に対して「こうすればいいよ」「こうやって自分の内側を見ていくんだよ」とアドバイスする側に立つ機会が増えていきます。
そこで忘れがちになってしまうのが、自分が他者に対して心を開くこと。
内なる私が自我意識に受け止めてもらいたいように、自分自身も本当は他者に受け止めてもらいたいはずなんです。
それを押し殺していませんか?
他者に対して心を開くことを怖がっている自分を、今一度意識の上にあげてくださいね。
意識に上げると、また新たな自分の課題が見えてきます。
精神科医や心理カウンセラーさんでも、自分を見てくれる他の精神科医や心理カウンセラーさんがいるそうです。
心の専門家でもそうなんです。
なので、自分も信頼できる心理カウンセラーさんを見つけるという手もありだと思います。
私は自分の人生は自分の力で切り拓いていきたいタイプなので、目の前の人間関係の中から信頼できる人を探していきたいタイプです。
ま、好みの問題だと思います(笑)
まとめ
人は一人では生きていけません。
宇宙は双子なのです。
なので、自己と他者がともに支え合いながら生きていかなければいけません。
自分の内側を潜って、内なる私との関係を再構築することで、信頼できる他者と出会う機会が得られます。
自分の内側を見ずに、外側へ他者を求めても、信頼できる人とは出会えません。
信頼できる他者とは内側を経由して出会う。
これを忘れないでくださいね。
そして、その信頼できる他者に心を開く勇気を持ってくださいね。
内側で出会う他者は、あなたを嫌ってなどいません。
ぜひ勇気を出して、自己と他者の階層を乗り越えてくださいね。
次回もお楽しみに♪