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【ヴァギナ】女性のリビドー低下が起こっている

リビドー低下コスモ・ライフォロジー
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日は、女性のリビドー(性衝動)の低下についてのお話です。

▼ 参考文献 ▼

記事を読むときの注意点

以下の記事は、性別問わず、無意識(内なる私)の性質や他者性の特徴、他者と絆を育むために必要なコミュニケーション法が、女性器の性質に現れていると捉えながら読んでみてください。(性器は世界空間の構造的射影であり、それを象徴したものが人間の性器です。)

また、女性の心と体の特徴の把握として、文面そのままの意味で読みすすめても構いませんが、けっして性器信仰&女性優位として捉えないようにお気をつけください。

コスモ・ライフォロジーでは、性器を宇宙論として語っています。

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女性のリビドー低下が起こっている

昨今、女性のリビドー(性衝動)が低下しているといわれており、社会学者の間でも、若者の性愛離れが進んでいるといわれています。

今日は、どれほど女性のリビドーが低下しているのか、欧米の数値ではありますがご紹介したいと思います。

無視

アメリカ人女性の3人に1人は「性欲があまりない」

アメリカ人女性の3人に1人が「性欲があまりない」と報告し、10人に1人は性欲がほとんどなく、病名がつけられるほどです。

性欲の低下――医学的には「性的欲求低下障害(HSD)」と呼ばれ、アメリカで報告される「女性の性機能不全」で最も多いそうです。

『ポストグラドュエイト・メディション』誌に2010年に発表されたJ・A・サイモンの記事「性欲低下は気のせいか――性的欲求低下障害の病理生理学、診断、治療」は、下記のように指摘しています。

『精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-IV-TR)』は女性の性欲低下の症候群を「性的活動の欲求と性的空想の持続的または反復的な欠如または不足である。

その障害によって著しい苦痛、または対人関係上の困難が生じていなければならない……物質(投薬を含む)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない」と定義している。

……性的機能はその中心でも辺縁でも多数の神経伝達物質とホルモンの複雑な相互作用を要し、性的欲求は脳の抑制性神経伝達と興奮性神経伝達の複雑なバランスの結果だと考えられている。

たとえばドーパミン、エストロゲン、プロゲステロン、テストステロンは興奮性のはたらきをするのに対し、セロトニンとプロラクチンは抑制的なはたらきをする。

したがって性的欲求の減退は興奮性のはたらきの低下、抑制的なはたらきの増大もしくはその両方による可能性がある。

基本的に女性の性欲低下は、神経伝達物質とホルモンの断絶か、アンバランスの結果だと述べられています。

サイモンらは、閉経期や薬物療法などの動かせない要素が、性的欲求の減退に何らかの作用を及ぼしうると述べる一方で、ナオミ・ウルフがこれまで調査してきた結果、女性に多大な影響を与える心理的な影響、人間関係の影響、さらにはセックスにおいてムードを簡単に変えられる照明の影響でさえ大きな役割を果たしていることには触れていないと著者は述べます。

つまり、それらは軽視されていると。

オーガズム不全

リビドー低下に関するデータは他にもあります。

米国精神医学会の「セックス、セクシュアリティ、セロトニン」のシンポジウムによると、女性の27~34%が性欲低下を訴えているといいます。

男性の性欲低下は13~17%であり、女性はその2倍に相当する数字です。

グラフ

また、じつに15~28%、すなわち6人に1人から、3人に1人が「オーガズム不全」だと報告しています。

この割合は性の革命の絶頂期(1976年)からの40年間で増加しました。

性の革命の当時は、性欲に問題のある女性は約25%でした。

1970年代は第二次フェミニズム運動、ウーマンリブ運動が盛んだった時代。

J・J・ウォーノックは「女性の性的欲求低下障害――疫学、診断、治療」にこう記載しています。

アメリカでは、成人女性の三分の一もが性的欲求低下障害(HSD)かもしれない。女性のHSDの本質的な特徴は性的な空想を抱かず、性交への欲求がないか少なく、そのために苦痛や人間関係の不和の原因になることである

オーガズムに達した認識のズレ

2010年に、インディアナ大学が発表した新しい研究でも、前回のセックスでオーガズムに達したと回答したのは、調査対象の女性のわずか64%でした。

つまり36%、ほぼ10人に4人はオーガズムを感じなかった。

しかし、調査対象の男性のうち、85%のもの人がパートナーの女性が前回のセックスでオーガズムに達したと答えていたのです。

男性の思い込みなのか、それとも女性の演技なのかはわかりませんが、男女間でオーガズムに達したとする認識にこれほどズレがあるようです。

データは、五組に一組の異性愛カップルが、ほぼセックスレスであることを明らかにしています。

さらに、オーストラリアのセックスセラピストであるベティーナ・アルントによると、妻がセックスを求める頻度が夫よりも低いのはよく見られることで、またそれが多くの離婚の裏に隠された秘密であり、夫の浮気の隠れた原因にもなっていることを報告しています。

拒絶

このような女性のリビドー低下の理由は、これまでもお話してきたように、女性の身体を理解しないこと、そして女性をないがしろにするセックスに原因があると著者は述べています。

さらに著者は、女性が本当に気持ちいいと思えるセックスに焦点を当てて語っているので、「私たちのうわべだけのセックス礼賛文化は、これだけ多くの女性がセックスの不幸に苦しんでいても平気らいし」と強めの感想を述べています。

私の見解

男性だけに原因があるわけじゃない

これらの数字を知って、私の個人的感想はこうです。

女性のリビドー低下の理由は、たしかに女性がこれまで自分が本当に気持ちいいと感じるセックス経験がない、というのも一つの理由だとは思います。

男性はAVをセックスのお手本にしているところがあるのですが、女優さんは男性が興奮するように演技しているだけなので、実際は気持ちよくないことの方がほとんどなのです。

しかし、男性だけに原因があるわけじゃない、というのが私の本音です。

以前ご紹介した、AV界の巨匠代々木忠監督もおっしゃっていますが、幼少期のトラウマや心の傷もセックスに影響を及ぼすのです。

まず、女性自身が他者に心を開けない、というのもリビドー低下の一つの理由だと思います。

すべてがすべて、男性だけに責任があるわけではないと私は思うのです。

どこまでを障害とするのか

また、「性的欲求低下障害(HSD)」という病理は、当事者が治したいという意志があるのであれば、それは障害として捉えて問題ないと思っています。

しかし、こういった性に関する障害は、一歩間違えれば1900年代初頭に流行した性科学ブームによって、同性愛を病気だと定義し、当事者を苦しめたあの一件と同じことになってしまうと思うのです。

natan
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性欲は人間の本能ですが、その低下を「障害」としてしまうことはどうなんだろう…。

というのが率直な感想です。

本人が治さなくても、日常生活にさして影響はないと思えば、それは障害になるのだろうか?

人間の本能である「食べる」という行為も、少食の人もいれば、大食いの人もいるわけで、少食の人を「障害」とは言わないですよね。

なぜこういった話をするかというと、性の障害はとてもデリケートな話で、性的マイノリティの方たちの心の傷にもなっているからです。

だから私の考えとしては、「自分が日常生活において、とくに性欲低下による影響を感じないのであれば、障害と捉えなくていい」と思っています。

婚姻関係にセックスの義務はない

あと、夫婦のセックスレスについて。

これは、社会学者上野千鶴子さんがおっしゃっていたのですが、「婚姻の定義において、夫婦間の性関係は必要条件ではない」と。

▼ 参考文献 ▼

まったくその通りだと、私も思っています。

なぜなら、法律に、「婚姻関係において、セックスは義務である」「夫はセックスにおいて、妻を快楽へ誘う義務がある」と、一言も書かれていません。

たしかに、たしかに…ですよ、妻をないがしろにするセックスが原因でセックスレスになったり、もともと妻(夫)が性欲低下を起こしていた、夫婦とも子作りにプレッシャーを感じたためにセックスレスになる可能性はあります。

子作りに関しては、もうこれは致し方ないことですが、それ以外の「快楽」という部分では、それを婚姻関係に求めるのは違うと思うのです。

もちろん、夫婦間で快楽を堪能できたら最高です。

でも、家族制度としての婚姻関係には、単純に快楽は義務化されていないのです。

何度もくり返しお話していますが、

大事なのはセックスではなく、愛情表現、コミュニケーションなんです。

愛情表現やコミュニケーション方法は、いろんな種類があります。

セックスはその愛情表現の一つであり、セックスがすべてではありません。

(パートナーがセックスが上手だからといって、夫婦間のコミュニケーションがうまくいくとは言えない!)

ここがね、現代の婚姻制度と人間が求める幸せとのバランスが取れないところで、難しいところなんです。

言ってみれば、勝手に婚姻制度に期待し過ぎている私たちの意識の問題でもあるのです。

このアンバランスな問題に対して、直接言及している方が社会学者宮台真司さんなんですが、本題から内容がズレてしまうので、今日はやめておきます。

書籍『ヴァギナ』では、男社会そして男性への強めの言及が目立つので、あえて私はバランスを取るために、個人の感想と婚姻制度についてお話してみた次第です。

まとめ

natan
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あれやこれや面倒くさい話をしてしまいましたが…(^_^;)

単純に、女性も気持ちの良いセックスを体験できれば、女性だって「セックス大好き!」になる可能性は大いにあります。

何度も何度も気持ち良くないセックスをしていてば、それはやっぱり性欲低下します。

そうならないためにも、パートナー同士で話し合って、お互いがいつまでも仲良くいられる方法を探すのがいいのではないでしょうか?(^^)

というわけで、次回もお楽しみに♪

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