私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、前回のお話を参考にして、女性性と多様性についてお話したいと思います。
前回、女性の骨盤神経とその複雑な枝分かれは一人ひとり異なっており、
同じような骨盤神経の持ち主は二人とていない
というお話をしました。
女性の生殖器の神経支配が人によって違うため、セックスにおいて、女性がどの部分でオーガズムを感じるかは十人十色です。
女性器が持つ特徴がいわゆる「多様性」であり、それが女性性の本質の一つだと考えます。
この知識を、今度はライフォロジ―(人生論)として見てみた場合のお話を、今日はしていきたいと思います。
▼ 参考文献 ▼
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骨盤神経と多様性について
多様性①内なる私
まず、人生版ケイブユニバースにおいて、第一階層は自我意識と無意識(内なる私)と向き合う場です。
自我意識は男性性♂、無意識は女性性♀の性質を持ちます。
このとき、内なる私であるインナーチャイルドの性質も、多様性を持っていると考えることができます。
インナーチャイルドが自我意識に語りかけることは、過去の寂しかったことや、つらかった思い出だけではありません。
遊びたい!
一緒に遊んでほしい!
あれ食べたい!
これやりたい!
どこかに行きたい!etc。
インナーチャイルドの性質も十人十色。
私の場合は、昔は泣いてばっかりのインナーチャイルドでしたが、「お膝の上に乗りたい」「頭なでてほしい」などの要望もあったので、随時対応していましたよ。
日々その子の声(要望)を聞きわけて、できることとできないことを分別しながら、対応していくことが大切だと思います。
多様性②他者or女性
さらに階層は上がり、自己と他者、男と女の階層に出ると、多様性のレベルも一段上がります。
自己は男性性♂、他者は女性性♀の性質を持ちます。
他者の価値観も人それぞれですし、男女関係にいたっては、セックスにおいて女性の快楽も人それぞれです。
自己側が他者の価値観を無視した場合、他者は二度と自分のことを信用してくれなくなります。
セックスでも、男性だけの快楽を優先する、もしくはマニュアル通りの、
女性はこうしておけば感じるだろう。
という知識だけで、パートナーの女性がどう感じているかを無視して事を進めると、女性はセックス後にものすごく寂しく悲しい心理状態になります。
それが続くことで、女性の性欲がどんどん低下していく(リビドーの低下)という状況が起こってしまいます。
パートナーからセックスを拒まれる一つの要因は、男性側の女性を無視した行為にあると言っていいでしょう。
多様性を受け入れるためのファーストステップ
ですので、女性性の特徴である多様性を受け入れるために何が必要かというと…
「あなたはどうしてほしい?」という問いかけ
が、まずは必要ではないでしょうか?
君はどうしたい?
どう考えてる?
という問いかけによって、インナーチャイルドも他者も女性パートナーも自分の気持ちを発言する機会が得られ、自分の存在を認めてくれているという安心感を得られると思うのです。
「黙ってオレについてこい」という昭和的で極端な男性性は、女性性を抑圧するだけです。
もうそういう時代ではありませんし、実際他者にそれを強制している人は、自分自身のインナーチャイルドにもそうやっているんです。
すべての女性性を抑圧しているのです。
女性性の抑圧を解く第一歩は、「あなたはどうしたい?どうしてほしい?」という問いかけだと私は思うのです。
まずはそこからはじめてみませんか?
女性器の形も人それぞれ
骨盤神経だけでなく、女性器そのものの形も多様性があり、同じ形の女性器を持つ人はいません。
これも女性性の多様性の表れだと思います。
骨盤神経は傷つきやすい
以下の内容は、女性限定の情報です。
女性の骨盤腔から脊髄へ伸びる神経網は、ペニスから脊髄へ伸びる神経網よりもたくさんあります。
女性の神経網は、男性のそれよりも大きく広がり、もっとたくさんのことが起こっています。
子宮上部、ヴァギナの横、直腸の上部、クリトリス、会陰にそって神経活動が絡み合います。
男性は、神経活動のはっきりとした絡み合いが少ないです。
会陰とは、肛門とヴァギナの間の部分を指します。
ここで著者は強くこう述べています。
女性の場合、生殖器の神経網の全体がまさに会陰からはじまっているが、この章を読んでくれたある医師が警告したとおり、「難産の際の会陰切開術で決まって切断されてしまう」のがこの神経網なのだ。
拙著『誤解――母親になるまでの真実とうそと予期せぬこと』で報告したが、アメリカと西ヨーロッパでは、病院側が時間を節約するためとか、告訴の危険を避けるためというわけではないにしても、通常の分娩でも無用な会陰切開術があたりまえのように行われている。
多くの女性が出産後、とくに会陰切開術後に性交時の感覚が鈍くなったと報告しているのも当然だが、会陰切開術がセックスに関係する神経を切断することだとは病院からも医師からもほとんど説明されていない。
さらに、本にはこうも記載されていました。
ヴァギナの骨盤神経――わたしは「陰部神経」と同等の意味で使っている――は男性の前立腺と直腸とペニスで集結する骨盤神経とは対照的にひどく傷つきやすい。
出産の会陰切開、そのほかちょっとしたことでも傷ついたり炎症を起こしたりする。
女性の骨盤神経系が危うくも環境にさらされ、うすい膣粘膜にそっと守られているだけなので、悪い姿勢で長時間すわっているだけで圧迫されて永遠に傷ついてしまうほどなのだ。
コーディ先生は重要なことを発見した。
多くの女性がヨガで足のストレッチをしたりダンス教室でダンスの練習をしたりしただけで骨盤神経をひどく傷つけ、場合によっては治らないほど痛めているのである。
どの程度の開脚によって、骨盤神経が傷つくかについて言及されていないので、この情報をどこまで信じていいのかわかりませんが、「骨盤神経はすごくデリケートである」ということは知っておいた方がいいかなと思います。
また、会陰切開に関しては、現在の医療技術や知識の限界という点では、そうするのは致し方のないことだとも思います。
この会陰切開をせず出産する方法についても本に掲載されているのですが、それはまた後日お話しますね。
その情報を知ると、女性が性と密接に関係しているということがより具体的にわかるのです!
でもまだ予備知識が足りないので、お楽しみとしてちょっとお待ち下さいね…☆
というわけで、次回もお楽しみに♪