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愛着障害の原因について

愛着障害
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日は、愛着障害の原因についてお話したいと思います。

▼ 参考文献 ▼

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今日は悲しいお話が多いので、読むのがつらい場合は、読みとばしていただいて構いません。読めない場合は、下記動画をご視聴いただければ、大体の内容は把握できます。

愛着の傷と脱愛着

不幸にも、子どもが母親の助けを求めても、それに応えてくれなかったり、その反応は不安定であったりすると、愛着が不安定なものになります。

それだけでなく、基本的安心感や、基本的信頼感というものもうまく育まれません。

この時期に育み損なってしまうと、あとから修正することは非常に難しくなります。

愛着を脅かす、もっとも深刻な状況は、下記の二つです。

  • 愛着対象がいなくなる場合
  • 親からの虐待を受け、安全が脅かされる場合

愛着対象がいなくなる場合

死別や離別によって、乳幼児期に母親がいなくなることは、幼い子どもにとって、世界が崩壊するにも等しい過酷な体験です。

そうした体験に遭遇した子どもは、まず泣き叫びます。

そして母親を探しだそうとし、母親が自分の求めに応えてくれないことに、悲しみと怒りを爆発させます。

現実を受けいれることができず、それに抗議しようとします。

「抵抗」とよばれる段階です。

そうして数日を過ごし、母親が戻ってこないとわかるにつれ、表立って泣き叫ぶということはなくなります。

今度は暗い表情で部屋の片隅にうずくまり、意気消沈して、無気力な状態を示しはじめます。

好きだったおもちゃに触れようとせず、他の誰にも関心を示さなくなります。

食欲は落ち、睡眠も妨げられることが多く、成長が止まってしまうこともあります。

この抑うつ的な段階は「絶望」とよばれます。

さらに数ヶ月がすぎて、その時期を乗り越えると、母親の記憶は封印され、何事もなかったかのように落ち着いて生活するようになります。

「脱愛着」の段階に達したのです。

周囲はほっとしますが、そのために子どもが払った犠牲は果てしなく大きいものがあります。

生存のために、子どもは母親への愛着を切り捨てるというぎりぎりの選択をしたのです。

たとえその後に母親がひょっこり現れたとしても、いったん脱愛着が起きてしまっていると、すぐには元の愛着状態に戻りません。

まだ幼いころであれば、次第に回復していきますが、愛着が受けた傷は完全には修復されません。

また離別期間が長すぎる場合には、完全な愛着の崩壊が起こります。

抵抗→絶望→脱愛着へ

親からの虐待を受け、安全が脅かされる場合

愛着を脅かすもう一つの深刻な状況は、守ってくれるはずの親から虐待を受け、安全が脅かされるという場合です。

この場合、子どもは親を求めつつ、同時に恐れるという、アンビバレントな状況におかれます。

しかも、親がいつ暴力や言葉による虐待を加えてくるかわからないといった状況は、子どもにとって予測も対処も困難です。

ただ「自分は無力で悪い存在だ」という罪の意識や自己否定の気持ちを抱えさせられてしまいます。

どんな理不尽な仕打ちをされようと、子どもは親を愛し、求めようとします。

そのため、深く傷つきながらも、親を責めるのではなく、むしろ自分を責める方向に気持ちが向かうのです。

「自分がダメな子だから親は愛してくれないのだ」

そう考えて納得しようとします。

その他さまざまな愛着の傷

愛着の傷には、上記以外でもさまざまなものがあります。(一例)

  • 幼いころに親に捨てられた
  • 親と離ればなれに暮らさなければならなかった
  • 養育者の交替
  • 親の離婚やケンカを目の当たりにした
  • 親が自暴自棄なふるまいをしたり自殺を図ろうとした
  • 再婚などにより親の愛情が他の存在に奪われた
  • 親が自分よりも他のきょうだいばかりを可愛がった
  • 親からいつも否定された
  • 親の都合や期待ばかり押しつけられた
  • 厳格すぎる、もしくは過干渉や甘やかしすぎる
  • 親自身が精神的に不安定(アダルトチルドレンなど)
  • 母親がうつ状態であるetc

「毒親」の行為はこれに該当します。

次回は、愛着障害が生まれる要因と、その背景についてお話したいと思います。

今日のお話でつらく悲しい思いをさせてしまったらごめんなさい。

あなたを傷つけようとして、真実を突きつけるために記事を書いているわけではないことだけ、ご理解いただければ幸いです。

よろしくお願いします。

▼ 参考文献 ▼

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