私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、二本足の自分軸の構築方法②をご紹介したいと思います。
◎前回の記事はこちら↓
▼ 用語解説はこちらをクリック ▼
①コスモ・ライフォロジーでは、宇宙は男女の双子の命で脈動していると考えています。その宇宙的男女の双子構造を「ミックスツイン構造」と呼んでいます。
- 宇宙的男♂…男性性/父性/客観/理性/画一性etc
- 宇宙的女♀…女性性/母性/主観/感情/多様性etc
②宇宙的男女の双子は、互いに「反転」した構造を持っています。
意識の方向性の違い
前回は「②多様性に富んだ柔軟性を持つこと♀」についてお話しましたが、今日お話する「①揺るがない一本軸を持つこと♂」の大きな違いは、
過去もしくは現在(未来)のどちらに意識を向けるか
という、時間軸の違いがあります。
「②多様性に富んだ柔軟性を持つこと♀」は、内なる私の傷を癒やし、失われた日々を取り戻す過程なので、過去に意識を向ける形になります。
「①揺るがない一本軸を持つこと♂」は、私という存在は何を好んで、何を求めているのか、どのような人生を歩んでいきたいかといったような、目の前の現象もしくは未来に対して意識を向ける形になります。
二本足の自分軸「①揺るがない一本軸を持つこと♂」は、「②多様性に富んだ柔軟性を持つこと♀」の構築を先行しながら、じょじょに行っていく方がスムーズかなと思います。
なぜなら、「私」だと思っている自我意識は、じつは最初から持って生まれたものではないからです。
自我意識は他者をコピーして形成される
私たち一人ひとりは、宇宙的受精卵(種)としてこの世に生を受けます。
そして、母親の胎内で身体を形成し、この世に生まれでます。
そして、幼児は身体の成長とともに、自我意識を形成していきます。
その自我意識は、他者をコピーして形成されていきます。
幼児がはじめて見る他者とは、多くの場合母親(もしくは両親のどちらか)だと思います。
そのとき、フランスの哲学者であり精神科医のジャック・ラカンがいうように、鏡像によって自我意識は形成されていきます。
つまり、幼児は「自分も目や口、手や足があるんだ」と親の身体を見て、身体イメージを意識の中にコピーしていくんです。
このコピーは身体イメージにとどまらず、「私はこれが好き」というものがあった場合、それは以前誰かの「好き」だったものです。
ありとあらゆるものをコピーして、出来上がっていくのが自我意識なんです。
なので、最初に自我意識を持って生まれたわけではないのです。
自我意識は成長の過程で作られるのです。
他者のコピーだらけの低次自我
そのような過程で作られる自我意識は、こんなイメージです↓
他者のコピーだらけです。
うん、すごい!!
だから、自我意識ってある意味不安定なんです。
そこに自分の軸がないからです。
このころの不安定な自我意識は、神秘思想家ルドルフ・シュタイナーの言葉を借りると…
低次自我
に該当します。
このままの状態でいると、他者の意見に流されるばかりの人生になってしまいます。
だからこそ、ここに二本足の自分軸「①揺るがない一本軸を持つこと♂」がとても重要になってくるんです。
自分は「どうしたい?」を問う
「①揺るがない一本軸を持つこと♂」は、内なる私と向き合いながら構築していきますが、このとき魔法の言葉を自分に言います。
それは…
自分はどうしたいんだろう?
という言葉です。
これまでたくさんの他者をコピーしてきたわけですが、人生を歩む中で、どうしても壁にぶつかる瞬間がありますよね。
その壁にぶつかる瞬間こそ、本当は自分の軸を作る絶好のチャンスなんです。
壁を感じるということは、自分の内側に何か抵抗があるからだと思います。
それは、内なる私の抵抗かもしれません。
だから、内なる私と向き合いつつ、自分が本当にやりたいことをじっくり考えていく必要があるんです。
そのとき大切なのが、
自分はどうしたいんだろう?
自分は本当は何を求めているんだろう?
という、自分に対する問いなんです。
自我同一性の確立へ
この言葉が魔法だと言ったのは、低次自我意識は他者をコピーしたものだとお話してきましたが、けっしてそれは「悪いこと」ではありません。
他者のコピーは、
自我同一性確立のための栄養素
だと私は思うのです。
自我同一性の確立とは
参照1:発達心理学2 青年期の発達心理学・モラトリアム・アイデンティティの確立
自分が誰なのかを知ることを、自我同一性(アイデンティティ)を確立すると言います。
自分は、他の誰でもない、まぎれもなくユニークな自分自身であり、現在の自分が何者であるか、将来何でありたいかを自覚すること、つまり自分を発見することがアイデンティティの確立です。
参照2:IDEA PSYCHOLOGY 「自我同一性」を確立するには?
低次自我から自我同一性の確立へ
他者から学んだことをたくさんコピーしているわけですから、宇宙的受精卵(種)にとっては栄養そのものなんです。
そして、「自分はどうしたいんだろう?」という魔法の言葉を問いかけることで、他者のコピーを栄養にして、自分の軸となる芽が出てくるのです。
宇宙的受精卵としての種が、ようやくここで発芽するイメージです。
「①揺るがない一本軸を持つこと♂」は、内なる私との共同作業によって見出されていくので、やはり二本足の自分軸の形成は、「②多様性に富んだ柔軟性を持つこと♀」を先手で行う方が良いのではないかなと思っています。
低次自我→自我同一性の確立へ
自我同一性を確立できたとき、ようやく二本足の自分軸が誕生します。
まとめ
以上が、コスモ・ライフォロジーが提案する、二本足の自分軸の構築方法についてのお話でした。
今日お話した内容は、初期の二本足の自分軸の構築方法です。
二本足の自分軸はこの先、さらに拡大成長していくのですが、そのお話はまた後日ご紹介しますね。
心理学でいわれていることを、宇宙のミックスツインというフラクタル構造を用いることで、より明確に対処でき、より確実に宇宙と連携できるのではないかと考えています。
まぁ、これも私が実際やってきたことをそのまま構造論として整理した、というだけなんですけどね(´ω`)
だからこそ自信を持って言えるんです。
自分の中にミックスツイン構造の意識を持てるようになると、人生がスムーズになるよ!
って♪
だって宇宙と同じフラクタル構造ですから(^^)
そこに例外は一つもないんですから。
ぜひ、みなさんも二本足の自分軸を育ててみてください。
次回もお楽しみに♪