私の宇宙からこんにちは、natanです。
このページでは、私が運営しているYoutube「ろじろじラジオチャンネル」第47回放送時のトーク内容全文をご紹介します。
本日のトーク内容
さあ、始まりました「ろじろじラジオチャンネル」。本日もよろしくお願いします。
前回は、非合理機能である感覚機能についてお話しました。今回は、もう一つの非合理機能である直観についてお話したいと思います。
事前に知っておきたい3つのポイント
直観機能の解説をはじめる前に、まずは前回もお話した、自分の気質を考察する上で事前に知っておきたい三つのポイントを振り返っておきたいと思います。
ポイント1:主機能の見つけ方
まず一つ目のポイントは、自分の主機能を考えるときは、
という視点で考えてください。また、主機能がわからない場合は、
苦手機能から逆算して主機能を探し出すこともできるので、ご自身に合ったやり方で探してみてください。
ポイント2:外向性と内向性に共通する特徴
二つ目のポイントは、すべての気質にだいたい共通するであろう、外向性と内向性の特徴です。
外向性(型)の共通の特徴
- 大雑把
- 積極的
- 関心が多岐にわたる
- 人助けをよくする
- 周囲の成長に重きを置く
- 早い
- 自己主張をする
- ごまかす
- 謝らない(外向的気持(F)タイプは例外あり)
- 階層型
- 利益による繋がりを重んじる
- 革新的
内向性(型)の共通の特徴
- 細かい
- 消極的
- 集中力がある
- 人見知り
- 自分の成長に重きを置く
- ゆっくり、遅い
- 自己主張が少ない
- 完璧主義
- すぐ謝る
- 平等型
- 心の繋がりを重んじる
- 保守的
ポイント3:日本人の気質
三つ目は、日本人の気質です。日本人はおおむね「内向感覚・気持(F)型」になるそうです。その気質をみなが持ちながら、それとは別に、人それぞれの気質が存在するようなので、自分本来の気質と日本人としての気質をある程度区別しながら考察してみてください。
非合理機能~感覚と直観~
ではここから、非合理機能である直観機能についてのお話をはじめます。
非合理機能とは、現れてくる事象をそのまま知覚し、自分の中に取り入れる機能のことで、そこに属する機能が感覚と直観です。この非合理機能を主機能に持つ人たちのことを「知覚タイプ」と呼びます。
この人たちが何かを「やるか、やらないか」を決めるのは、理性的判断ではなく、知覚の絶対的強さにあります。合理機能である思考と気持(F)機能と比べると、感覚や直観は意味のある卓越性を備えています。
直観機能について
直観タイプの基本的特徴
次に、直観を主機能に持つ人の特徴をご紹介します。まず直観とは、物事の本質をつかみ、未来の可能性や将来性を嗅ぎつける能力になります。
直観はそれぞれ外向性と内向性をもつわけですが、ともに共通する基本的な特徴があるので、まずはそちらからご紹介します。
直観機能の否定的な側面は、新しい対象や方法を見つけると、俄然熱を上げ、ときには常軌を逸するほどの意気込みで取り組むのですが、状況が確定し、それ以上の発展が見込めなくなると、とたんに愛着を失い、記憶も失せたかのごとく、冷たく放棄してしまうところにあります。
私は内向的直観タイプなので、これは笑ってしまうほどよくわかります(笑)でも私は冷たく放棄するのではなく、大事な思い出にするタイプですね。これは外向性と内向性の違いなのかもしれません。
外向的直観の特徴
では続いて、直観機能が外向性に振れた場合の特徴についてご紹介します。
外向的直観タイプは、無名の画家や作家などが未来の寵児になることを見抜いて、惚れ込みます。創造的な人々は内向的なので、創造に没頭し、作品を公にすることにはあまり関心を向けません。作品に全精力を使い果たすせいで、作品を世に示し、宣伝する方法やその手のことには興味がもてないからです。そこで、外向的直観タイプの人が現れて、手助けをすることが多いようです。
内向的直観の特徴
では次に、直観機能が内向性に振れた場合の特徴をご紹介します。
内向的直観はとても説明が難しいものなんですが、ユング心理学では、内向的直観とは心の底にある豊かな元型の世界をよりどころにし、その元型を捉える機能だと言います。
元型を捉えるということは、人類の集合的無意識の動きを捉えることでもあるので、新しい可能性だけでなく、未来に実際に起こり得ることすらも、ある程度はっきりとした形で予見することができるそうです。預言者の予見も、それが元型と関連していることから理解できるかと思います。
直観機能が内向性に振れると、このような特徴が現れます。
内向的直観タイプは、芸術家でない場合には、しばしば、埋もれた天才、ぶらぶらしている大物、バカと天才が紙一重といったような人物になるそうです。
内向的直観は元型との距離が近いので、他の機能を主機能にもつ方から見ると、すごく神秘的な機能に感じるかもしれません。でも、内向的直観は思考が育っていないうちは、元型に憑依されたように、ただ受動的に動いているだけなんですね。
思考が育つことで、内向的直観によって元型から人類の可能性を見出すことができると私は思うのですが、そうでない場合の内向的直観というのは、自分のやりたいことが衝動的に降ってきて、それに取り憑かれたように行動する、もしくは未来の可能性に振り回されるのが一般的かなと思っています。
振り回されるといっても、直観タイプは「そうとしか生きられない」、そういう宿命があるように思うので、本人的にその行動に後悔は感じてはいないんじゃないかなと思います。
直観機能が優越し過ぎた場合の特徴
外向的直観が優越し過ぎた場合
では次に、外向的直観、内向的直観が優越し過ぎた場合に起こってしまうことについてお話します。まずは、外向的直観が優越し過ぎた場合からご紹介します。
外向的直観が優越し過ぎると、新しい生活の可能性を模索したいがために、いかなる生活状況にあっても、それがたちまち牢獄や足かせのように感じられ、それを打ち壊したくてたまらなくなってくるようです。価値がなくなったものは余計な重荷と感じ、捨ててしまうんですね。これは物事だけでなく、人間関係、恋人や夫婦関係でもそうだと思います。
そして、意識が外に広がっていくので、あまりにもやすやすと自分の生を分散させてしまう危険性もあります。外向的直観タイプは人々と物事に命を与え、自分の周りに生命をみなぎらす能力を持っていますが、生命がみなぎるのは自分ではなく他者なので、自分自身の生命力は次第に落ちていってしまうようです。
なぜ、そうなってしまうかというと、それは外向的直観タイプにとっては内向的感覚が苦手機能になるからです。
苦手機能「内向的感覚」が与える影響
苦手機能である内向的感覚は、このような影響を与えます。
5)私の経験ですが、外向的直観タイプの人が都合の悪いことに出くわすとスーッと後退していくことがあると感じます。こちらとしてはのれんに腕押し状態なんですね。「あ、逃げた」といつも感じます。面と向かって腹を割って話せない感じなので、関係性をそれ以上深められないなと感じます。
6)なぜそうなるかというと、その相手が自分自身の太古的で幼稚な感覚領域に触れてくるからです。明らかに将来の希望が持てない相手に無意識的に強迫的に縛りつけられることになるようです。
7)でも、裏では客観対象の感覚に強迫的に縛られているという事実があるようです。
8)でも直観タイプはじっくり待てない性格なので、そうやってじっくり時間をかけて何かをやるということは、苦手な感覚機能を育てる意味では大事な行為だそうです。
内向的直観が優越し過ぎた場合
続いては、内向的直観が優越し過ぎた場合の特徴です。
内向的直観が優越し過ぎると、イメージからイメージへと渡り歩き、無意識の豊穣な世界から、あらゆる可能性を引き出そうとしながらも、出てきたものを一向に自分の手元に残して味わおうとしない状態になります。
つまり、イメージを現実化させるのではなく、空想して楽しむだけ、ということかなと思います。
苦手機能「外向的感覚」が与える影響
そして、内向的直観タイプの人が苦手なものは外向的感覚になるので、このような影響があります。
先程もお話したように、内向的直観タイプは外界の出来事によって、内界の陶酔から目覚めさせられるようです。体験者の私としては「いや~、しんどいんだよ、これ」と思う反面、内向的思考を育てられるようになると、その困難から物事の本質を見出せるようになって、一段高い視野を獲得できるので、個人的には、頑張って外の世界と向き合っていきたいなと思っているところです。
補助機能が伴った場合
直観機能の最後の解説になりますが、直観機能に補助機能が伴った場合、どのような特徴が表れるかをお話したいと思います。自分の主機能が直観かどうか、またはどの機能を補助として普段から用いているかという考察のヒントになると思うので、参考にしてみてください。
考察のヒント1:直観+思考
考察のヒント1つ目として、直観に思考が補助機能として伴った場合の特徴です。この組み合わせは男性性的な性質を持っていると感じているので、仕事などでこのような態度が出やすいと思われます。
考察のヒント2:直観+気持(F)
考察のヒント2は、直観に気持(F)が補助機能として伴った場合の特徴です。この組み合わせは女性性的な性質を持っていると感じているので、おもにプライベートや人と接するときに出てくる態度だと思われます。
考察のヒント3:職業の例
最後に、考察のヒント3として、直観タイプを活かせる職業の例をご紹介します。
以上が直観機能のご紹介でした。今日お話した内容は、直観機能の大まかな特徴であり、自分が直観タイプであっても、当てはまらない特徴もあると思います。あくまでも考察のヒントとして捉えていただければ嬉しいです。
というわけで、次回は思考機能についてお話していきたいと思います。
それでは今日はここまでです。
ご視聴いただきまして、ありがとうございました。
また次回もぜひ聴いてくださいね。
それではまたお会いしましょう!バイバイ!