私の宇宙からこんにちは、natanです。
このページでは、私が運営しているYoutube「ろじろじラジオチャンネル」第19回放送時のトーク内容全文をご紹介します。
本日のトーク内容
さあ、始まりました「ろじろじラジオチャンネル」。本日もよろしくお願いします。
ここ最近、スピリチュアルネタが続いていますが、今日もそれにちなんだお話です。
第17回放送のときに、アファメーションについて軽く触れましたが、今回はそのアファメーションに対する私なりの考え方についてお話したいと思います。
アファメーションとは
アファメーションとは、なりたい自分になるための、言葉による思い込みづくりのことで、「肯定的な自己暗示」「肯定的な自己説得」といったような意味を持つものだそうです。
私もスピリチュアルの世界に入ったばかりの頃、アファメーションにチャレンジしたことがありました。最初は真面目に黙々とやってはいたのですが、次第に説き伏せられているような感じがして、反発する気持ちが湧いてきたので、やめました。
私が唱えていたアファメーションの内容は、「私は豊かな存在です」や「私は愛される存在です」といった内容だったと思います。
今考えると、アファメーションの定義もすごいですね(笑)
「言葉による思い込みづくり」って、よく言えば、自分にとっての良い固定観念作りとも言えますが…。
こういった意識改革は、潜在意識つまり無意識を味方につければ願いが叶う、幸せになれる、それもすべて思い込みで作れるのだ、といったものだと思います。
氷山の絵で見る自我意識と無意識の構造
よく意識は氷山の絵で表現されますよね。顕在意識つまり自我意識は海面からちょっとだけ出た部分、これは氷山全体の約3~5%程度だと言われます。そして、海面の下にある残り約95%が潜在意識つまり無意識だと言われますよね。
現実を作っているのは無意識だから、アファメーションはその無意識に新しい観念を与えて、願いを叶えよう、幸せになろう、というものだと思われます。実際、人間はほとんど思い込みで生きているので、アファメーションという手法も間違いではないと私は思っています。
ただ、根本的に違うことは、意識の構造に対する解釈であり、意識を氷山の絵で表現してしまっていること。その絵を見る限り、自我意識と無意識はある意味、地続きのように、直線状に繋がっていると捉えられますよね。直線状に繋がっているからこそ、自我意識の直接的なコントロールによって、無意識を変えられると思っているのだと思います。
それって本当ですかね?
さあ、それを正しく考察するためには、ヌーソロジーの構造の出番です!
正しい自我意識と無意識の構造
第3回の放送でお話しましたが、自我意識と無意識はどのような状態で関係しあっているとお話しましたでしょうか?
答えは簡単ですね、そう、「反転」です。
男性性と女性性の性質も同じで、男性性である自我意識と女性性である無意識は、互いに反転しています。
ということは、これを氷山の絵のように、直線的に描けないんです。描こうとするならば、メビウスの輪になると考えます。つまり、捻じれているということです。自我意識と無意識は、直線的に繋がっているわけではないのです。
自我意識は常にアファメーションをやってきた
私たち人類におけるこれまでの自我意識と無意識の関係性を振り返ると、無意識は自我意識によってずっと抑圧されてきた歴史があります。
わかりやすく擬人化してお話すると、無意識側にいるインナーチャイルドを想像してみてください。自我意識が社会に適応したいがために、他者に認められたいがために、本当の自分を押し殺していった結果、取り残されたのが無意識側にいるインナーチャイルドです。
自我意識が社会に適応するために、「こんな自分じゃダメだ、もっと上を目指すんだ」とか「もっと勉強しろ、知識を身につけろ、そうでないと他者に認められないぞ」とか「冷静な人間が素晴らしい。感情なんて要らない」とか「怒ったらダメだ、つねに冷静であれ」などと言って、ひたすら前に進んできたと思います。
ここで一旦ストップ。みなさん、どうですかこれ?これはすでにアファメーションやっていませんか?これは確実にアファメーションですよね。この時点では、一応、自分にとっては肯定的な内容だったと思うので、アファメーションの定義にも一応当てはまります。
実際、これら行為によって、本当の自分を抑圧してきたので、自分の無意識、そしてインナーチャイルドはひどく傷ついています。無意識側はすべての記憶を保存すると以前解説しましたが、一度受けた傷は意識的に治療しない限り、つねに残り続けます。
その傷だらけの無意識に対して、今度は「私はお金をたくさん持っています」「仕事が順調に進みます」「私はみんなに認められています」とか、さらには「私は豊かな存在です」「私は愛される存在です」とか、本来のアファメーションを実行してみたところで、どうでしょう?
無意識側にとっては、また新たな押し付けが始まったと感じ、傷がより深くなるだけだと思うのですが、みなさんはどう感じられますか?
自我意識が良かれと思ってやってきたことが、無意識側にとっては傷になっている。お互いが反転しているからこそ起こってしまう現象です。
私がアファメーションによって説き伏せられていると思い、反発する気持ちが湧いた理由は、私の内側が「もうやめて!そんなの聞きたくない!」って叫んだからだと思います。アファメーションが言っていることを、「本当にそうだ」と思えない自分がいたのです。
だから私は「なぜアファメーションの内容を素直に受け取れないんだろう」と内側に思考を働かせていって原因を探っていきましたそうしたら、自我意識である私がずっと無意識を抑圧してきた結果、インナーチャイルドが傷だらけだった、ということを知りました。そのことに気づいて、インナーチャイルドのためにアファメーションをやめました。
その当時は、まだヌーソロジーに出会っていなかったので、自我意識と無意識の反転構造も知りませんでした。でも、確実にこの方法はおかしいと直感して、インナーチャイルドを傷つけるようなアファメーションをやめました。
私なりのアファメーションのやり方
そして、反転構造を知らないけれど、私はアファメーションそのものを反転して使うようになりました。
それはどういう意味かというと、これまで私は外側の世界に一生懸命自分を合わせようとしてきたのですが、まずは勇気を出してそれをやめて、もう外側の世界に自分を合わせない、自分軸を持って生きると決意しました。
そして、実際の現場でその態度が必要になったとき、私の内側は当然、大騒ぎになります。「どうしよう、どうしよう、ちゃんと外側に合わせないと、私嫌われちゃうかも」とかいろんな思いが湧いてくるのですが、ここで反転アファメーションの出番です。
「大丈夫、大丈夫。誰もあなたのことを嫌っていないから大丈夫」と。
このような感じで、外側に適応するためのアファメーションではなく、本来の自分に戻るためのアファメーション、本来の自分を肯定するためのアファメーションをするようになりました。
実際、そのように自分自身をなだめている状態を自分が観察したおき、「あ、これこそが正しいアファメーションの仕方だ」と気づいたのです。
また、これ以外にも、インナーチャイルドが騒ぎ出したときは、このように対応しました。「安心して、落ち着いて、大丈夫だからね。私はあなたのことを一番愛しているよ。大好きだよ」と何度も語りかけるということもやりました。
この経験を通して思うことは、アファメーションは外側の世界に認められるために行うものではなく、自分が自分自身を認めるために行うものが正しいアファメーションであり、それこそが定義にもある「肯定的な自己暗示」「肯定的な自己説得」だと私は考えます。
自我意識と無意識の反転構造を知らなくても、自分の中に抵抗を感じたら、それが反転構造からやってくる感覚です。だから、反転構造を知らなくても、自分で「何かおかしい。これは何だ。なぜなんだ」と疑問に思い、それについて考え対処することで、自然と反転構造を攻略することができると思います。
反転構造の攻略とは、今日の内容に沿ってわかりやすく言えば、相手側である(無意識側)に立って歩み寄ること。相手の気持ちを汲み取ること。相手を安心させること。
アファメーションはそのために使うもの、というのが私のアファメーションに対する考え方です。
まあ、男女関係でもそうなんですが、自我意識と無意識も、結局のところ、男性性側が折れないとダメですね(笑)
ごめんなさいという謝罪の言葉と、ありがとうという感謝の言葉が大切です。
もう女性性側を傷つけるようなアファメーションはやめましょう。ありのままの女性性、ありのままの無意識、ありのままの自分自身を認めてあげてください。そのためにアファメーションを活用してくださいね。
このお話が、みなさんの気づきの一つになったら嬉しいです。
それでは今日はここまでです。
ご視聴いただきまして、ありがとうございました。
また次回もぜひ聴いてくださいね。
それではまたお会いしましょう!バイバイ!