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【ろじろじラジオ】第31回放送★アニマ・アニムスにおける四つの発達段階~ユング心理学~

アニマアニムスアイキャッチYoutube
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

このページでは、私が運営しているYoutube「ろじろじラジオチャンネル」第31回放送時のトーク内容全文をご紹介します。

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本日のトーク内容

以下の内容は、原文を加筆修正しています。

さあ、始まりました「ろじろじラジオチャンネル」。本日もよろしくお願いします。

今回は、ユング心理学でおなじみの「アニマ」「アニムス」についてお話したいと思います。

まず、「アニマ」「アニムス」について解説する前に、ユング心理学における重要な概念の一つである、元型(アーキタイプ)について触れたいと思います。

元型(アーキタイプ)とは

神話

ユングは精神分裂症者の幻覚や妄想を研究するうちに、それらが世界中の神話や昔話などと共通のパターンや主題を有することに気づきました。精神分裂症患者の幻覚の内容が、遠く離れた異国の地に伝わる神話の内容にそっくりだった、ということにユングは気づいたというわけです。

なぜ異国の地に伝わる神話をその患者が知っているのかと、ユングは研究を進めていくうちに、私たちの無意識内には「元型(アーキタイプ)」と呼ばれるものがあると考えました。

元型とは、人間に生まれ持ってそなわる集合的無意識で働く「人類に共通する心の動き方のパターン」のことを指します。「元型」はあくまで人間の意識では把握しえない仮説的概念であって、これが自我意識によって意識化されるとき、個人の意識のあり方や文化、地域の色に染まって表に出てきます。

元型というのは、雰囲気としては「イデア」的なものかもしれません。

アニマとアニムス

トイレマーク

元型はいろいろあり、これまでお話してきたグレートマザーも元型の一つです。今回お話したい元型は「アニマ」「アニムス」です。

アニマとは男性の心の中にいる女性像のことを指し、アニムスはその逆で、女性の心の中にいる男性像のことを指します。端的に言うと、男性の中の女心がアニマ、女性の中の男心がアニムスということです。これらは今、無意識化しています。

このアニマ、アニムスは特定の異性に対して投影されるとき、私たちはそれを無意識ではありますが、感知することができます。恋愛をイメージしていただくとわかりやすいのですが、誰かに恋をしたとき、それは自分の内側にいる異性像を相手に投影しています。

「なんでその人が好きなの?」と友達に質問されても、「え?わかんない、だって好きなものは好きなんだもん」という状態になりますよね。そのように、理由もなく相手に惹かれてしまうその状態がまさに恋です。その恋という現象は、じつは自分の異性像を相手に投影して内的に感知するから起こることなのです。

「恋は魔法」とか「恋は宗教体験」とか呼ばれたりしますが、それは自我意識では把握できない、言語や論理的な世界を超えた内的な衝動体験をするので、そう言われるのだと思います。

ですから、恋愛の最初の盛り上がりというのは、本当の相手を好きというのではなく、投影した自分の異性像に恋しているのです。言ってしまえば、これは「自己愛」です。

この異性像の投影が収まってくると、いよいよ本当の相手が見えてくるようになります。ここを乗り越えられなくて、恋人と別れたり、離婚したりしてしまう方も出てくるんですよね。

natan
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ずっと自分に恋していたので、そうなることは致し方ないような気もしますが…。

外側に投影される異性像の威力は強烈なので、内的な男性性と女性性の結びつきはものすごく強いんだなと、恋愛を通して実感します。

natan
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自分の中の異性像の投影が一気になくなったときの、あの夢から覚める感じ、あれは衝撃的ですよね(笑)

異性像の投影は徐々に収まっていくのが理想的ですね。

アニマの発達段階

女性の顔

ユング心理学では、男性の中に女性像であるアニマがいると言われています。男性は自分のアニマ像をある特定の女性に投影して、そこにエロスの感情を生じさせます。したがって、アニマはエロス的要素を持っています。

内的な異性像には成熟のレベルがあり、アニマは四つの発達段階があります。

生物的な段階

この段階のアニマは、ともかく女であり、子どもを産めることが大切で、一人の女性を一個の人格をもった女性として見ることはないという段階です。性ということが強調されます。

日本人男性のアニマ像はこの段階にとどまっていることが多いと、河合隼雄先生はおっしゃっています。

ロマンチックな段階

生物的アニマは女であれば誰でも良かったのですが、この段階では一個の人格をもった女性に対する愛が生じてきます。このレベルのアニマは、純粋で心優しい女性にたとえられて夢などに現れたりするようですが、古典的なおとぎ話のお姫様のイメージに近いものになります。

霊的な段階

無償の愛や無限の慈悲など、至高の癒しを求めてゆく段階です。聖母マリアのように、乙女のような清らかさと母親の温かさを持ち合わせていて、肉体的意義というよりも、心の内面的温かさに心ひかれてゆく段階です。

叡智の段階

この段階は、すべての人間を包み込んでくれるような「幸福の女性像」を示す段階です。この段階のアニマも女性的要素であり、優しさや美しさや温かさを備えています。母親としての愛情や、男性に保護を求めるような弱々しさというよりも、女性的でありながらも温かさを持ち合わせ、気高く、深遠な知性で包み込んでくれる魅力を求めてゆくようです。

その他のアニマの特徴

恋人

女性の方は恋愛をしたとき、相手の男性が自分をどう扱うか、どう見ているかで、相手のアニマの成熟レベルを知ることができると思います。

恋愛感情はもたなくても、特定の女性にアニマを投影し、エロチックな空想に囚われて悩まされる男性もいるそうです。その理由は、その男性の生真面目な行き方、枠組みに囚われて柔軟性に欠け、他人とのあたたかい接触にも欠けるという、男性自身の欠如した肉体性や関係性のシンボルとして、未熟なアニマがたち現れているからだそうです。

さらに、「アニマ女性」と言われる女性も存在するようです。その女性は自我というものをほとんどもたないため、男性のどんなアニマの投影も引き受けやすく、周囲からはモテる人と見られるそうです。でもその自我の無さは同性から見ると、まったくつまらないので、どうしてあれほどのつまらない人が男性にモテるのかと、同性からは不思議がられるとのこと。

このような人は、ただ男性のアニマの鏡になるだけで、自分本来は生きていないと言ってもよいほどなので、不思議に年をとることがないそうです。多くの男性と関係を持ちながら、外見的な処女性さえ保持している人もいるそう。このため、その女性はますます男性の投影をかきたてるそうです。

このアニマは女性だけに投影されるものではなく、趣味や娯楽の世界にアニマ体験を求め、そこに転落していく人もいます。

アニムスの発達段階

男性の顔

では次に、女性の中にある男性像としてのアニムスについてお話します。じつは、このアニムスの発達段階について、ユングはあまり触れなかったそうです。そのかわり、ユングの奥さんであるエンマ・ユングが研究していったそうです。

アニムスにも四つの発達段階があります。

力の段階

男性の力強さ、肉体的な強さに惹かれる段階で、異性の精神性は重視されず、外見や容姿などを異性に求めるそうです。

行為の段階

勇ましい行動をする男性像を求める段階です。自分とは相反する性格や行動の違いに「魅力」を感じる段階だと言われていて、自分自身の精神性は控え、相手の価値観をたたえながら、力強い肉体を駆使して行動を起こすことに魅力を感じる段階だそうです。

女性がこの段階のアニムスにとりつかれてしまうと、その人は積極的で行動的になり、自分の女性性を無視してしまうようになります。そして恋愛の際は男性の性愛パターンに近くなるため、このような女性の相手としては、アニマに取り憑かれてなよなよしている男性が選ばれるそうです。

言葉の段階

この段階は、肉体性よりも論理性や合理性を求める段階だと言われています。 論理性や合理性はアニムスの重要な要素です。この段階は物事の有り様を的確に理解する能力、説明する能力をもとめ、論理によって物事をシロクロはっきりさせる姿勢に強く喚起されるようです。

意味のアニムス

この段階は物事を単に説明するだけでなくて、そこに秘められた意味を示してくれるアニムスを求める段階だとされています。この段階のアニムスは女性たちの師匠としての男性に投影されることが多いそうです。物事の意味や価値を与えてくれて、人生の意義や考え方などの気付きを教えてくれるアニムスです。

natan
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ヌーソロジー提唱者の半田広宣さんは、女性からこの段階のアニムスを投影されている可能性が大いにあると私は考えます(笑)

投影の引き戻しについて

恋人

ここまでざっとアニマ、アニムスを説明してきましたが、ここ最近は異性でなくても、同性にもそれらは投影されているのではないかなと思います。ユングが生きた時代は約100年前なので、アニマ、アニムスの解釈も変わってくるのは自然なことだと思います。

これらアニマ、アニムスは、現段階では無自覚に特定の相手に投影されています。その投影が穏やかになってくると、「え…こんな人だとは思わなかった」といったように、相手との関係がギクシャクし始めます。そして「相手が悪い」という結論に至り、関係解消となってしまうわけですが、じつは相手に問題があるのではなく、自分自身のアニマ、アニムスが未熟だから起こっていることなんですね。

でも実体験を通して思うことは、投影先の相手は自分のアニマ・アニムスの成熟レベルにあった人でもあるんですよね。だから相手を責めたくなる気持ちもわからないではないです。

しかしそれだと常に外側を責めてしまうことになるので、意識を成長させるためには、自分が相手に投影しているアニマ、アニムスを自分自身に引き戻して、それと向き合って育てていく必要があります。これを「投影の引き戻し」と言います。

投影の引き戻しによって、自分の異性像と向き合って理解し、自分の認めたくない弱さを認めていくことが必要になります。つまり、自分の中を双子化させるということです。

自分のアニマ、アニムスが育ってくると、投影する相手も変わってくるので、人との出会いも変化してきます。

女性限定のお話

最後に女性限定の話になりますが、女性の場合は男性に投影しているアニムスは、自分自身がその力(3:言葉の段階、4:意味の段階)を身に着けられるように努力しないといけないと言われています。女性は論理的な思考や自分自身を言葉でしっかり表現することが苦手です。ですから、精神的に自立した女性を目指すためには、自分の中のアニムスを育てていく必要があります。これをヌーソロジー的に言うと、思形(シケイ)を育てるということです。

というわけで、無意識の意識化について、まずは自分自身のアニマ、アニムスの成熟レベルを意識化することから始めてみてください。

いや~それにしてもこの世界はどこまでいっても鏡ですね!このお話が、みなさんの気づきの一つになったら嬉しいです。

natan
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それでは今日はここまでです。
ご視聴いただきまして、ありがとうございました。
また次回もぜひ聴いてくださいね。
それではまたお会いしましょう!バイバイ!

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