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宇宙と性愛

江戸時代の性観念~家父長制の確立~

17世紀前半、日本では完全な家父長制が確立します。しかし、性は相変わらず問題視されませんでした。さらに男尊女卑も定着します。江戸時代や明治時代の男尊女卑がどういった内容のものか、書籍『百年の女「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』(著者:酒井順子)を参考に、すこし中身をのぞいてみましょう。
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日本における仏教と儒教の到来~男尊女卑のはじまり~

日本には6世紀に仏教、9世紀ころに儒教が影響力を持ちはじめ、そこから男尊女卑の考えが広がっていきます。武士の勢力拡大によって単婚制度が一般化しますが、それは上層階級の秩序を保つためのものであり、一般庶民はこれまで通り性に対して緩やかな暮らしをしていました。
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古代日本の結婚観と性観念~性とともにはじまった日本~

日本神話では、日本の誕生は神々の性行為からはじまったとされるように、日本における性概念は西洋のそれとは大きく違っていました。性は日本にしっかり根を張り、信仰の対象でもありました。
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自然信仰における性のとらえ方~古代ギリシャ、ローマの性の考え方~

自然信仰において、自然に存在するものが神の被造物として調和するのに対して、人間が作りだす有形・無形のあらゆるものは、不完全であり一段階低いものとして把握されます。そのため、古代は生殖活動に本質的な害はなく、理性を失う前に適度に対処すべきものとされていました。
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イザナミとイヴは本当に悪者か?

神話ではいつも女性が悪者になっていますが、本当のそれは真実なのでしょうか?キリスト教における「両性の合意」を重視する視点をあえて神話に適応させてみると、意外なことが見えてきます!
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弱者に光と闇を与えるもの~女性の社会進出に潜む罠~

性規制に厳しすぎるキリスト教が、なぜここまで世界に支持されたのか。その理由を結婚から読み解いてみると、女性の立場の弱さが見えてきます。さらに、女性が社会の中で地位向上を目指そうとした場合、女性自身が自分の首を絞めてしまう場合もあることを歴史は教えてくれます。弱者に光と闇を与えるものは一体何なのか、詳しく解説していきます。
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貴族たちの変なプライド~「わいせつ」は身分階級を区別するための言葉~

貴族にとって、自分たちの性行為は美しく上品な「遊戯」。身分階級を区別するために「わいせつ」という言葉が用いられましたが、あれれ…?貴族が絶対視していた宮廷恋愛の「精神的な愛」、そしてキリスト教の厳しい性規範はどこにいったのでしょうか?じつは、これには裏の側面が…!詳しく解説していきます。
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「わいせつ」の間違った概念~性概念の変遷~

「わいせつ」という言葉を通して性概念の変遷を追うと、そこには階級社会ゆえの上下の区別として、言葉の持つ意味が変わっていったことがわかります。「わいせつ」が持つもともとの意味と、どうその言葉が意味を変えていったのかについて解説します。
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ロマン主義の愛の形~恋愛至上主義、ロマンティックイデオロギーの成立~

19世紀ヨーロッパを席巻したロマン主義は、世界の恋愛文化に大きな影響を与え、今もなお生きつづけています。宮廷恋愛の考えが大反転を起こし庶民に広がることで、古代ギリシャから続いてきた恋愛制度はイデオロギー化し、私たちの今のジェンダー観を規定しました。
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中世宮廷恋愛~政略結婚、精神的な愛、レディーファースト~

「恋愛は中世の発明」という有名なセリフにもあるように、近代から現代につながる恋愛の形は中世に作られました。肉体を超えた精神的な愛をうたい、そこから女性の神格化やレディーファーストの伝統も生まれました。