私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、私たち人類が宇宙の双子構造に気がつかない理由をお話したいと思います。
前回は、宇宙を脈動させているのは宇宙的男女の双子の命であり、コスモ・ライフォロジーではその構造を
ミックスツイン構造(宇宙的男女の双子構造)
と呼ぶ、そんなお話をしました。
目の前を探せば、ありとあらゆる場所にミックスツイン構造を見つけることができるのに、なぜ人類は宇宙が双子で成り立っていることに気がつかないのでしょうか?
今日はそのことについて、コスモ・ライフォロジー的な解釈でお話してみたいと思います。
ミックスツイン構造に気がつかない理由
ミックスツインのフラクタル構造は宇宙の絶対的法則なのに、人類がそれに気がつかない理由。
それは…
だと私は考えています。
宇宙の双子は同時に現れない
自律神経で見るミックスツイン構造
たとえば、私たち人間の自律神経を例にあげて見てみましょう。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という二種類の神経で成り立っています。
自律神経は人間の意思で動かせるものではなく、無意識かつ自動的に働いています。
交感神経は日中活動しているときに優位に働き、副交感神経は夜リラックスしているときに優位に働きます。
自律神経の働きにもあるように、「優位になる」というところがポイントです。
つまり、宇宙の双子はどちらかが優位になって表に現れる特徴を持つので、裏に隠れてしまう双子の片割れの存在に気づけないんだと思うのです。
宇宙の双子は、その片割れが完全に消えるのではなく、ちゃんと裏で息づいているんですけどね。
人間は双子の片割れに意識を埋没させてしまう
人間の意識からすれば、自律神経のように、明確に二種類の神経があるということはわかっていても、「そこに宇宙の法則性がある」「それは双子である」なんて気づけないのが現状でしょう。
なぜならミックスツイン構造のフラクタルの階層性が大きくなると、人間意識はそこにある宇宙の法則性に気づけなくなるからです。
宗教を例にあげると、わかりやすいかもしれません。
紀元前は多神教という、神が複数存在し、それを崇拝する宗教が主流だったようです。
しかし、徐々に一人の神だけが存在し、それを崇拝するという一神教へと宗教は変化していきます。
この多神教♀と一神教♂もミックスツイン構造なのですが、その宗教が展開していく時間は何千年というとても長いスパンをもちます。
人間の一生は現在では約80年、人生100年時代といわれても宗教は時代を超えて展開しているので、人間にとってはそれを俯瞰して見ることができないのです。
そう、俯瞰して見ることができないということは、言い換えると…
人間の意識が双子の片割れに埋没してしまっている
ともいえます。
「埋没」と聞くと悪いイメージを持たれるかと思いますが、ここに良い・悪いがあるわけではなく、フラクタル構造の階層性が大きくなればなるほど、ただ気づけないようになっている、というだけです。
そこに埋没・没頭するからこそ、それぞれの時代が生まれ、その時代に沿って人間の意識は成長し、国や社会も成長していくのです。
時代レベルのミックスツイン構造は、じょじょに移り変わっていくものなので、なおさら気づきづらいと思います。
宇宙を知るためには俯瞰した視点が必要
自律神経も、今では交感神経と副交感神経があることをほとんどの方がご存知だと思いますが、少し前までは自律神経のシステムさえも知らなかった時代がありましたよね。
その時代は、人によっては「なんで日中はあんなにバリバリ働けたのに、夜になるとやる気が出ないんだー!」なんて思っていた人もいたかもしれません。
自律神経のシステムに気づいていない意識状態って、無意識の自動機械のようなジェットコースターに乗って、自律神経のされるがままという感じだったかもしれません(笑)
でも今は医学も発展し、自律神経には二種類の神経があり、それぞれには特徴があるから、コントロールできないにしろ、その神経の活動にあった過ごし方をしましょうねという俯瞰した視点と、その活動にそった行動や暮らし方を考えるようになりました。
この俯瞰した視点というのが、宇宙のフラクタル構造を知り、それを人生に生かしていくために必要な視点なんです。
そして、その俯瞰した視点を与えてくれたのがコスモ・ライフォロジーのベースになっているヌーソロジーであり、宇宙は男女の双子構造で成り立っているということを知ることができたんです。
(ヌーソロジーでは自己と他者の構造で説明されています。)
コスモ・ライフォロジーでも、最初に俯瞰した視点として「宇宙はミックスツイン構造で成り立っている」とお伝えし、その視点を持って宇宙、そして人生について意識を向けていきたいと考えています。
宇宙の双子は目に見えない
もう一つ、宇宙の双子構造に気づけない理由として「宇宙の双子は目に見えないから」という点については、この宇宙の双子は形を持っているのではなく、
生命、命として目に見えない状態で活動しているから
なんです。
自律神経の働きも、形を持っているわけではないですよね。
人間の男女の性別はミックスツイン構造の現れではありますが、性別問わず、人間は「男性性♂」と「女性性♀」の両方を併せ持っています。
この「男性性」も「女性性」も目に見えるものではないですよね。
形はなくても、たしかにそこで息づいている双子の命。
宇宙の双子の息遣いを感じるためには、その双子が生みだす世界、状態をじっくり感じとって思考していく力が必要です。
心を大切にする日本人
日本人は、こういった目に見えないものに対して、感じ取る能力があるように思います。
日本語にもあるように、「心遣い」だったり「真心」「心意気」など、人間意識には一番目に見えないであろう「心」についての言葉が多数ありますよね。
それだけ日本人は、「心」という目に見えないものを大切にする精神を持っているんだと思います。
まとめ
これからお話していくコスモ・ライフォロジーの思想も、この目に見えない「心」を大切にし、心を通して感じ取って思考していくことを重視していきます。
そこに、真実の宇宙が隠れているからです。
ぜひ、目に見えるものだけでなく、目に見えないものを感じとって思考する力をコスモ・ライフォロジーで養っていただければ嬉しいです。
それでは次回は、このミックスツイン構造を人間に当てはめて考察していきたいと思います。
次回もお楽しみに♪