私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、女性にとってよろしくない「悪いストレス」が体に及ぼす影響についてお話します。
◎前回までのお話はこちら↓
▼ 参考文献 ▼
交感神経系の「闘争―逃走」反応
現在、悪いストレスが女性の性的興奮と、ヴァギナそのものにマイナスの影響を与えることが、多くの研究によって立証されています。
危険や不安を感じているときは、交感神経系が働きだします。
交感神経系は、「闘争―逃走」反応に関わっています。
このとき、アドレナリンとカテコールアミンが脳内で放出され、消化などの差し迫っていない活動が休止します。
もちろん、性反応も差し迫っていません。
また、血液の循環が抑制されるのは、逃げるか、闘うかするために、心臓が血液を必要とするからです。
こうして、「ここから脱出せよ」のメッセージが体に送られます。
女性の性についての世界有数の研究者であるシンディ・M・メストンとボリス・ゴーザルカの研究から、危険に脅かされるような環境が、女性の性反応を停止させる場合があることが、今ではわかっています。
言葉でヴァギナを罵ったり、脅かしたりするのでさえ、同じ効果があるのです。
心と体のつながりチェック
著者は本の中で、女性のセクシュアリティにおける心と体のつながりを、自分で確認してみてほしいと言います。
あなた自身の恋人や夫が協力的なら、簡単な実験をしてみましょう。
パートナーから安心を得られたとき
彼があなたを安心させたり、女性としてのあなたを褒めたりした後、しばらく待ってみます。
それから乳首に触れてもらいます。
乳首がどんなに触れてほしがっているかを観察しましょう。
優しくささやき続けられると、ヴァギナがどれだけ早く準備OKになるかを観察しましょう。
ヴァギナは、恋人の手に触れてもらうのを待ち焦がれているかもしれません。
あなたは、彼のペニスにも同じことがしたくてたまらなくなるかもしれません。
パートナーに責められたとき
また、機会を改めて、もう一つの実験もしてみてほしいとも言います。
パートナーに責められたり、バカにされたり、嫌なことを言われたりしたら、その後で乳首に触れられたときにどう感じるでしょうか。
優しく触れられても、嬉しいどころか、耐えられないのではないでしょうか?
腹が立っているときに人に触られたくないのは多くの人が同じですが、とくに女性は男性よりも性的に興奮しにくくなるようです。
このような違いがあるせいで、付き合いの長い男女のセックスにすれ違いが起こるかもしれません。
声のかけられ方一つで女性の反応が変わることが、男性からの誘いが拒絶され、どちらにとっても不満が残る大きな理由なのです。
女性はパートナーに乱暴なことを言われた直後には、優しく触れられても受け入れられません。
あらかじめ「彼女の中の女神」の機嫌をとらなければ、オキシトシンとバソプレッシンが放出されて、副交感神経系が魔法のような仕事をする準備が整わないのです。
バソプレッシンは、ヒトを含む多くの動物で見られるペプチドホルモンである。ヒトでは視床下部で合成され、脳下垂体後葉から分泌される。片仮名表記ではバゾプレシンなどと書かれることもあり、抗利尿ホルモン、血圧上昇ホルモンとも呼ばれる。
Wikipediaより
それでは次回は、女性が悪いストレスから解放されるテクニックについてお話したいと思います。
次回もお楽しみに♪