私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日から、より良い男女関係を築くためのコスモ・ライフォロジーをお話していきたいと思います。
「性」とは「生きる心」
男と女、男性性と女性性を語る上で欠かせない「性」のお話。
「性」と聞くと、みなさんはどのようなイメージが湧きますか?
いかがわしいですか?下品ですか?
それとも、楽しいもの、大好きなことですか?
「性」に対するイメージは、やっぱり、いやらしいというイメージが強いかもしれません。
しかし、「性」という言葉は「りっしんべん」に「生」と書きます。
りっしんべんは「心」のことです。
つまり、「性」とは
生きる心
という意味を持つんです。
「心で生きる」と、とらえてもいいです。
<まぐわい>と聞くと、「行為」のことだと思われがちですが、<まぐわい>を通して表現される「性」は「生きる心」であり、「生きることの核心」です。
それはそうですよね。
私たちも両親の<まぐわい>によって、この世に命を授かったのだから。
命を生みだす力であり、生きるためのエネルギーになる「性」。
その「性」の所在が心側にあるのなら、その方向性はコスモ・ライフォロジーで何度もお話しているように、真の宇宙の方向と同じです。
ですので、宇宙を語る上でも「性」に関する知識は、当然のことながら必要だと考えます。
真の男性性♂と女性性のあり方
コスモ・ライフォロジーが「性」を通して語っていきたいことは、
男性性♂と女性性♀の真のあり方
です。
現在の人間意識は、まだミックスツイン構造になっておらず、片一方の意識しか持っていません。
男性性と女性性の概念さえも、その片割れを失っている状態です。
つまり、今の男性性と女性性の概念は不十分だということです。
真の男性性と女性性のあり方を、<宇宙的まぐわい>からヒントを探り、その作法や知識を人間関係に落とし込んで考えていきたいと思っています。
これはくり返しお話していきますが、けっして<まぐわい>を強制するものではありません。
至高のオーガズムを体験する<まぐわい>には、自己と他者としての男女がコミュニケーションを取っていく上で大切な作法と知識が凝縮化されているため、「性」をテーマに扱っていくというだけです。
女性が感じる寂しさへの問い
また、私natanは女性です。
これからの時代は「女性性♀」がキーワードになっていきます。
そんな女性である私が、昔から漠然と感じてきたことがあります。
それは…
寂しさ
です。
みなさんは『パーマネント野ばら』という映画をご存知ですか?
人気漫画家・西原理恵子が大人の女性のおかしくも切ない恋心を描き、大きな話題を呼んだ同名漫画を映画化した恋物語。田舎町の小さな美容室を舞台に、男性に振り回されながらも「どんな恋でもないよりまし」とたくましく生きる女性たちの恋模様を紡ぐ。
パーマネント野ばら -Yahoo!映画-
この映画の中で、菅野美穂演じる直子が、泣き崩れるシーンがあります。(予告動画内にあり)
そこで直子は、恋人カシマ(江口洋介)にこう言います。
「なんでうちこんなにさみしいが?」
「なんでさみしゅうてさみしゅうてたまらんが?」
「なんで?」
このシーンを見て、この直子のセリフはすべての女性の心を代弁していると思い、私は涙が止まりませんでした。
この自分の中にある寂しさは、どこからやってきているのだろうか?
いや、もしかしたら世界中の女性が同じ気持ちなのではないだろうか?
世界中の女性が、漠然とした寂しさと孤独を感じているのではないだろうか…。
女性である私が、女性性というものに興味を持った一番の理由はここにあります。
人類は女性性♀を知らない
その女性性のあり方を紐解くためには、古代ギリシアまでさかのぼり、人類が歩んできた歴史を恋愛、結婚、そして<まぐあい>の点から見ていかなければいけないと思いました。
そして知りました。
この社会が男性の身体性に特化し、それをベースにして社会構造が成り立っているということを。
そして女性は、それとはまったく反転した身体性を持っていることを。
人類全体が女性、そして女性性に関することを何も知らないということを。
さらに、男女にとって異性関係でなければ解消されない、心の傷というものもあることを知りました。
男性は女性によって癒やされる。
女性は男性によって癒やされる。
そのため、恋愛、結婚、<まぐわい>が自己と他者の階層における重要なテーマになってくると考えました。
私は何も、フェミニストとして活動しようとしているわけではありません。
私はヌーソロジーを勉強している、いわばヌーシストです。
だからこそ、男女を等化させた、新しい世界を創出させたいと考えています。
参考書籍
男性性と女性性に関する情報を、軽い気持ちで調べていったら、どんどん興味が膨らんで、あれやこれや調べていくうちに、漠然と存在していたいろんな点が、いつものようにきれいな一本の線に結びつきました。
あ~、これが今の人類の問題であり、新しい社会とは男性の身体性に特化したものではなく、女性の身体性を考慮した、いわゆる「脱社会」なのかもしれない。
そして女性が求めていることはこういうことなのか~。
今後このブログでは「性」、そして<まぐわい>について、下記書籍を参考にコスモ・ライフォロジー的に語っていきたいと思います。
とくに私は、チベット密教、AV界の巨匠代々木忠監督、社会学者宮台真司さん&AV監督二村ヒトシさん、リベラルフェミニストのナオミ・ウルフさんの情報をとても参考にしています。
正しい性の知識は、これまで人類が手をつけられず抑圧するしかなかった「本能」の本当の姿を教えてくれます。
本能は抑圧するものではなく、育てるもの。
これは代々木忠監督の言葉です。
AV撮影の現場から得た、生の知識です。
この本能の真の姿を知っていくことで、今の社会に足りないものが見えてきます。
「性」や<まぐわい>は人類に不可欠な知識を教えてくれ、それは多角的にいろんなところで活かすことができます。
まとめ
「性」はいやらしいものではありません。
人類にもっとも欠けている知識であり、生きる上で欠かせないエネルギーです。
生きることの核心です。
次回からすこしずつ「性」について語っていきたいと思います。
次回もお楽しみに♪